【海を渡った卯の花】停電騒動

10日ぶりに北京の自宅に戻ってみれば北京らしくない蒸し暑い夜。
手を洗って、荷物を開いて2~3荷物を開いてみたら汗が噴出してきた。あわててエアコンを入れて約20分、「ジー、ガチャン!」の音とともにいきなり停電状態になった。ひょっとして・・・恐る恐る廊下へ出て電気メーターを確認すると紛れもなく「ゼロ」並び。

日本ではありえないシステムだけれど、今回新居に選んだマンションは電気もガスもいわゆるプリペイド方式。銀行でそれぞれのカードに必要度数を予めチャージをしてもらい、そのデーターをメーターに移して使う。つまり、予め購入してある電気の残りがゼロになった時点で「1世帯停電状態」に陥る。

一時帰国直前、残りが少ないことは自覚していたけれどこれまでプリペイド方式で電気を使ったことがないので、10日間にどの程度電気が減るのかが予想できなかったうえ、一時帰国の直前もバタバタ続きで電気の購入カードを不動産仲介会社から受け取ることができず、チャージができなかった。
なんてこと!!
幸い部屋の中は外気よりは幾分涼しい。お片づけはお日様が出てからと荷物を放り出して早々にベッドに入ってしまった。
でもこうやってミソがつき始めるととことんうまくいかないのがこの国。
午前中、早々に身支度を整えてお財布に現金も補充し、不動産屋でカードを受け取り銀行へ出向く準備万端で不動産屋へ出向けば
「確かに大家からEMSで電気とガスのカードは届いたけれど、見当たらない・・・」と始まる。
探す気があるのかないのか、チンタラ探しているのを「もうすでに電気は止まっていて、冷蔵庫の中に生ものも入っているんだから大至急で探して!!」とせかして不動産屋で待つこと1時間半。間で「部屋で待ってて、出てきたらすぐに連絡するから」とは言われるものの、目の前で探してもらってもこのやる気の無さ、目を離したら探すことを止めるに決まっているからと粘ってみたけれどやはり出てこない。そのうちに責任の盥回し。
「EMSの受け取りのサインをしたのはあなたでしょ!」
「サインはしたけどすぐに彼女に渡した」
「でも私は確かにこの引き出しに入れた」
まったく埒が明かない。
そのうちに最終的にカードを管理している「責任者」が今日は休みだと言い出す。彼女が休みだから明日にはカードを探して云々と言い出したところで
「ダメ!何が何でも今日中!冷蔵庫の中の日本から運んだ生物が傷んだらあなたたち責任取れるの?エアコンも電気もつかない部屋でどうやって一晩過ごせというの!」とちょっとオーバーに怒ってみたら「責任者」を呼び出すということになった。
2時間以内に連絡をすると言質をとって部屋へ戻ったのは出かけてから2時間後、お昼だった。

約束の時間から1時間を経過しても連絡は無く、このまま黙っているとカードにチャージをしてくれるはずの銀行が閉まってしまう。
またまた仲介会社へ駆け込み「どうなってるの?」と督促すれば、結局無くしてしまったとのこと。まったく面倒なこと極まりない。マンションの管理部門から電気のカードを再発行してもらい、それを銀行に持参してチャージしてもらわなくては「1世帯停電状態」は解消されない。
「できるだけ早く手続きするから」というのをはねつけて「今夜には電気を使えるようにしてもらわないと困る。『できるだけ早く』ではなく、チャージのできていないカードをよこすのなら午後4時まで、チャージをそちらで代行してくれるなら6時までに必ず手配して!!」とちょっと意地悪なくらいきつく言い渡して他の用事を済ませに外出。

5時過ぎ、仲介会社に顔を出したらまったく悪びれずに「ガスは急がないんでしょ?電気は100元分入れてあるから」と電気のカードを渡された。
かくして6時少し前にやっと電気が復旧。日本への一時帰国の予定も、電気メーターの残額もすべて連絡した上で「北京に戻ってからのチャージで十分間に合うし、全員がわかるようにしておくから」と担当者から聞いていたのにこれだもの・・・。

でも、冷蔵庫の中のものは何とか無事だった見たい。
日本から保冷剤を多めに入れて、保冷をかねて新聞紙で包んで運んだのが功を奏したかな?
それほど頑張って運んだものは
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・卯の花

日本出発前夜、おからを丁寧に乾煎りし、干し椎茸の戻し汁と濃い目の出汁で炊いた卯の花。早々簡単にあきらめられない。ただでさえ傷みやすい卯の花が無事で本当に良かった!
本当なら青ねぎを散らして食べたいところだったけれど、停電復旧に確信がもてないうちは食料品の買出しはできなかったのでそのまま。

1日停電に振り回されて片付けはまったく進まず。さて、今夜は夜通し一時帰国&引越しの片づけかな。
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by lingyangnai | 2006-07-21 23:24 | おうちご飯


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